忙しい毎日の中で「なんだか疲れが取れない」「やる気が出ない」と感じることはありませんか？
そんな現代人にこそ届けたいのが、体・心・人生すべてをリセットする方法。
今回は、鈴木祐氏の著書である『最高の体調』から、日常にすぐ取り入れられる習慣を【疲労感・睡眠・メンタル・仕事・人生】の5つのテーマでわかりやすくご紹介します。
小さな行動の積み重ねが、あなたの未来を大きく変えていきます。
【疲労感】腸を整える
疲労感の原因のひとつは腸内環境の乱れにあります。
腸は「第２の脳」と呼ばれるほど、私たちの体調や気分に影響を及ぼします。実際、幸せホルモン「セロトニン」の約90％は腸で作られていることが分かっています。
腸の状態が悪いと単に便秘や下痢だけでなく、以下のような不調を引き起こします。
• 慢性的な疲労感
• 気分の落ち込み
• 免疫力の低下
• 肌荒れ
• 睡眠の質の悪化
つまり、腸を整えることは、体も心も元気にするための「土台作り」なんです。
発酵食品（納豆・ヨーグルト・キムチ）や食物繊維（野菜・きのこ・フルーツ）を意識して摂ることで腸内環境を整えることができます。もし食事で摂取が難しい方はサプリも活用しましょう。
さらに腸は「ストレス」にもとても敏感です。屋外活動（自然に触れる）やリラックスできる時間を持つことも、腸活には効果的です。
腸が元気＝毎日を軽やかに生きる力!!
小さな習慣から、最高の体調づくりを始めましょう。
【睡眠】仮眠と光でリズムを整える
パフォーマンス向上には15〜20分の昼寝が効果的です。
さらに昼寝の直前にコーヒーを飲む「コーヒーナップ」というのがあります。
コーヒーを飲むと目が覚めると言われますが、本当は摂取して20分後にカフェインが脳に到達し、覚醒効果を発揮する仕組みになっているため、昼寝と合わせることで効果抜群です。
一日のサイクルとして、朝日を浴びて目を覚まし、夜は人工光（スマホやPC）を避けることで良質な睡眠を確保できるといわれています。
30分以内に寝つく、寝床では85%以上眠るを意識すると、睡眠の質がグッと上がります。
睡眠についてのブログを紹介します
【メンタル】「今」を生きる力
メンタルを整えるカギは、未来と今を近づけること。
例えば、「5年後の理想の自分にとって、今の選択はプラスになるか？」と問いかけると、現在の行動に意味が生まれます。
メンタルを安定させるには、単に「今を大事にしよう」と思うだけでは難しいですよね。
そこで、未来と今の心理的距離を縮めるために、次のような具体的な行動をおすすめします。
• 「理想の未来」と「今やるべきこと」をつなげるワーク
• 5年後になりたい自分を1分でイメージする
• 「そのために今日できること」を紙に3つ書く
• その中から1つ、今日のタスクにする
例えば：
→「5年後、健康的でエネルギッシュな自分でいたい」
→ 今日できること：「30分だけウォーキングする」「夜スマホを触らず10分読書する」など。
また、様々な情報の中で物事の選択を迫られた時に大切なのが自分の価値観です。
自分の価値観を基準することで、今を大切に生きることが、それが未来を切り拓く力になります。
そこで、自分の価値観を絞り込む簡単ワークとして、「人生で絶対に譲れないもの」を3つリストアップしてみましょう。
• 「絶対に譲れないこと」を3つ挙げる
例：健康／家族との時間／成長
迷ったときは、この3つを基準に物事を選択し行動に移しましょう。
これで、日々の行動が「価値観に沿った生き方」へと変わり、メンタルが安定していきます。
【仕事】「遊び」に変える思考法
仕事にワクワクを取り戻すには、ルール設定が効果的です。
・今日、今週、今月、今年やりたいことを「3つ」ずつ決める
・「もしxが起きたらyをやる」と決める（if-thenプランニング）
・ゲーム感覚でデイリーミッションを設ける
このようにTodoリストを「遊び」に変えて、楽しく達成感を味わいましょう。
実際にやってみましょう!!
【３つルール】
• 今日やりたいこと「3つ」
• 今週やるべきこと「3つ」
• 今月挑戦したいこと「3つ」をメモに書く。
→「できたらチェックマークをつける」だけでも達成感！
【数字を使ったフィードバック】
• 作業時間や達成数を「数字」で見える化
例：「今日タスクを3つクリアできた！」というだけでモチベUP
【if-thenプランニング】
• 「もしダラダラSNSを始めたら、すぐタイマーをセットして5分以内に切り上げる」
• 「もし仕事に飽きたら、好きな音楽を1曲だけ流して再集中する」
【デイリーミッション制】
• 今日のミッションをゲームっぽく設定
例：「午前中にメール返信全部完了したら、ご褒美にカフェ行く」
ポイントは「ルールを自分で作る」「できたら自分を褒める」こと。
これだけで日常がぐっと楽しくなり、自然とやる気が出てきます！
【人生】「生きている」を実感する
私たちの人生は、ただ毎日を繰り返すだけでは豊かにはなりません。
心から「生きている」と実感できる瞬間を増やすには、意識して育てるべき3つの力があります。
今に気づく力（マインドフルネス）
忙しい日々の中で、私たちはつい未来の不安や過去の後悔にとらわれがちです。
しかし、本当に生きているのは「今この瞬間」だけ。
マインドフルネスとは、呼吸に意識を向け、心の中を流れる思考や感情を静かに観察すること。
朝の5分、コーヒーを飲みながら深呼吸するだけでも、心は驚くほど落ち着きを取り戻します。
「今に気づく力」を育てることで、どんな瞬間も自分の人生の一部として、丁寧に味わえるようになるのです。
自分を超える感動を得る力（畏敬）
人は、自分の小ささを実感したとき、本当の意味で生きる力を取り戻します。
満天の星空を見上げたとき、大自然の中に立ったとき、偉大な芸術作品に触れたとき、
言葉にならない鳥肌が立つような感動が湧き上がります。
これが「畏敬」の感情です。
畏敬を感じる体験は、自分の悩みや迷いを相対化してくれます。
だからこそ、意識して自然に触れ、アートを楽しみ、人の偉大さに触れる機会を増やすことが、
人生をより豊かなものにしてくれるのです。
誰かと支え合う力（友情）
どんなに成功しても、どれほど自由になっても、孤独な人生は虚しいものです。
良好な人間関係を築くために必要なのは、単なる「出会いの数」ではありません。
信頼関係は、「時間」「同期」「互恵」という土台の上に育まれます。
一緒に過ごす時間を増やし、同じ体験を共有し、互いに助け合うこと。
そして、ときには自分の悩みや弱さをさらけ出すこと。
こうした小さな積み重ねが、「ありのままの自分を受け入れてくれる存在」をつくり、
人生を支えてくれる大きな力になります。
「今に気づき」、「自分を超える体験をし」、「誰かと支え合う」。
この3つを意識して生きるだけで、人生は驚くほど深く、豊かに変わります。
最高の体調とは、体だけでなく、心と人生そのものを整えること。
小さな一歩から、あなた自身の最高の人生を築き始めましょう。
まとめ
疲労感、睡眠、メンタル、仕事、人生。
すべてを整える鍵は、「小さな行動を積み重ねること」。
完璧を目指す必要はありません。
「今この瞬間を、自分でデザインする。」
できることから一つずつ、今日からあなたの最高の体調づくりを始めましょう！
さらに詳しく学びたい方はぜひ本書を読んでみて下さい。まずは行動です。
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