「40歳=初老」なんて、まだ早い?
「40歳は初老」と言われることがあります。ちょっとショックな響きですよね。でも、正直なところ──実感もあります。
階段を上るだけで息切れしたり、子どもと遊んでいると体力がもたなかったり。さらに薄毛や体臭など、自分でも気になる変化が増えてきました。
それだけではありません。仕事でも役職や責任が増え、人間関係のストレスに押しつぶされそうな日もある。そんな「心と体が擦り減る40代」こそ、健康と向き合う絶好のタイミングなのです。
そこで、今回ご紹介したいのが「ジョギング」です。
私自身、40歳を過ぎてからジョギングを始めましたが、体も心もみるみる変わっていきました。本記事では、そんな私の体験を交えながら、ジョギングのメリットとデメリットを具体的にご紹介します。
ジョギングのメリット
【メリット①】体力がついて、疲れにくくなる
体力がついて疲れにくくなることは、ジョギングの最大の恩恵と言っても過言ではありません。
定期的に走ることで、筋力や心肺機能が自然と高まり、日常の疲労感がグッと軽減されます。例えば、以前は休日になると何もせず横になってばかりだった私も、今では朝から活動的に動けるようになりました。
「1日24時間」という誰にでも平等な時間を、元気に有効活用できるかどうかは体力次第です。
ジョギングは、その「時間の質」を根本から変えてくれる習慣です。
【メリット②】ダイエット・メタボ対策にも効果大!
40代になると急に気になってくるのが「お腹まわり」。いわゆるビール腹や内臓脂肪の増加です。
ジョギングには、しっかりと脂肪燃焼効果があります。以下の式を使えば、消費カロリーも簡単に計算できます。
消費エネルギー(kcal)=1.05×METs×体重(kg)×運動時間(時間)
- METsとは:活動の強度を示す単位。
例えば…
・安静時=1.0
・歩行(4km/h)=3.0
・ジョギング(7km/h)=6.0
たとえば、体重70kgの人が30分ジョギングすると、以下の式になります。
1.05×6.0(METs)×70(体重)×0.5(時間)=220.5kcal
これで、私の大好きな350mlのビール(約140kcal)を1本以上帳消しにできます(笑)。
このように「ご褒美のために走る」のも、意外と続くモチベーションになりますよ。
【メリット③】健康意識が自然と高まる
不思議なもので、運動を始めると「せっかく走ったんだから、食事も気を付けよう」と思うようになります。
私も以前は健康診断でよく引っかかっていましたが、ジョギングを始めてから食生活を見直すようになり、数値が安定しました。
もちろんビールはやめられていませんが(笑)、今では「走った日だけOK」というマイルールでメリハリをつけています。
こうした工夫が、長く健康を保つ秘訣かもしれません。
【メリット④】ストレス発散になる
ジョギングの大きな効果として「メンタルケア」があります。
運動することで「ドーパミン」や「セロトニン」といった脳内物質が分泌されます。これらはいわゆる「幸せホルモン」と言われ、ストレス軽減・気分の安定に直結します。
実際、仕事でイライラした日ほど走ると頭がスッキリし、冷静になれます。
走り終えた後の爽快感は、まさに自然のカウンセリングです。
【メリット⑤】お金がかからない&始めやすい
ジョギングの魅力は、「一人で手軽に始められること」にあります。
- 必要な道具:シューズ・ウェア(最低限これだけ!)
- 時間や場所:いつでも・どこでもOK
- 一人でOK:人に合わせる必要なし
もちろん、ランニングウォッチやバック、音楽プレーヤーなどを揃えると出費はかさみますが、まずは最低限の準備(シューズ・ウェア)からで十分です。
「明日から、走ってみよう」と思ったその日から、始められるのがジョギングの良さです。
【メリット⑥】成長を実感できて楽しい
ジョギングのもう一つの魅力は「成果が目に見えること」。
最初は500m走るだけでゼーゼーしていた私も、今では5km、10kmと距離を伸ばすことができました。これが嬉しい!
スマホアプリやランニングウォッチを使えば、走った距離・時間・速度を記録できます。数値で成長を確認できると、「次も頑張ろう」と自然とモチベーションが上がります。
将来的にマラソン大会などに参加するようになれば、自分の変化にさらに驚くはずです。
ジョギングのデメリット
【デメリット①】ケガのリスク
もちろん、メリットばかりではありません。
特に40代以降は関節や筋肉の柔軟性が低下しているため、いきなり無理をするとケガにつながります。
ケガを防ぐためのポイント:
- ウォーミングアップをしっかり行う
- スピードや距離を一気に増やさない
- 毎日ではなく週に2~3回から
- 走った後のストレッチでケアを
- フォームを見直す(猫背や踵着地は要注意)
私は膝を痛めたことがきっかけで、最初はウォーキングから始めました。それでも十分効果があります。
【デメリット②】続かない・挫折しやすい
ジョギングは習慣になるまでが大変。
最初は張り切っても、数日で「今日はいいや」となってしまいがちです。
続かない理由:
- 苦しい
- 飽きる
- モチベーションが続かない
継続のコツ:
- 運動強度を調整する(走る・歩くを組み合わせてもOK)
- コースに変化をつける(景色の違いが刺激に)
- ウェア・靴など、お気に入りのアイテムで気分を上げる
- アプリや音楽を活用する
- 目標を小さく設定する(「週2回走る」「5分だけ走る」など)
「完璧にやろう」と思わずに、できる範囲で継続することが大切です。
【まとめ】40代こそ、走ることで人生が変わる
【まとめ】40代こそ、走ることで人生が変わる
40代になると、体の変化・心の変化、そして社会的な立場の変化が一気に押し寄せます。
ですが、そこで「何もしない」か「行動を起こす」かで、この先10年、20年がまったく違ってくると私は思っています。
ジョギングは、ただの運動ではありません。
心と体を整え、自信を取り戻し、日々のストレスを前向きに変えてくれる「習慣の力」です。
まずは、5分のウォーキングからでも構いません。
スマホにお気に入りの音楽を入れて、外に出てみてください。
きっと、昨日より少しだけ気分のいい自分に出会えるはずです。
最後に…
「老い」は誰にでも訪れますが、「衰え」は選択です。
今のあなたが選べる最良の選択、それがジョギングかもしれません。
皆さんがその気になりますように。
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