ボルダリング初心者の落とし穴!「うざい」&「危険」な行動10選

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ボルダリングは、道具も不要で誰でも気軽に始められる、今人気のスポーツ。
最近では健康志向の大人や、趣味として始める40代・50代の方も増えてきています。

でも、初心者のうちは“うっかりマナー違反”や“危険行動”をしてしまうことも…
悪気はなくても「なんか、うざい…」と思われてしまったり、思わぬケガにつながってしまうケースもあるのが現実です。

せっかくボルダリングを楽しむなら、周りとも気持ちよく、安全に登りたいものですよね。

そこで今回は、ボルダリング初心者が陥りやすい、「うざがられる行動」やケガやトラブルのもとになる「危険な行動」を徹底解説していきます。
最初に知っておくことで、トラブルを回避しながら、楽しいクライミングライフをスタートすることができます。

💡この記事のポイント

● 思わずやってしまう「うざがられる行動」5選

● ケガやトラブルのもとになる「危険な行動」5選

● 安全・安心にボルダリングに挑戦することができるようになる

● 正しいマナーを学ぶことでボルダリングの上達が早くなる

知らずに“うざがられる”!? ボルダリング初心者のNG行動5選

  1. 長時間ホールドの前を独占する
  2. 知ったかぶりで評価・批判をする
  3. 順番を無視して勝手に登る
  4. 大きな声や騒音で周囲を気にしない
  5. 写真や動画を無断で撮る

1. 長時間ホールドの前を独占する

「この課題、絶対にクリアしたい!」という熱意は素晴らしいことですが、ジムはあくまで共有スペース。1つのルートやホールドを長時間独占してしまうと、他の利用者から「登りたいのに順番が回ってこない…」と不満に思われてしまいます。

特に人気のある課題や混雑する時間帯では、1人が何度も続けて登ることは控えるのがマナー。
自分の番が終わったら一度後ろに下がり、他の人にチャンスを譲るようにしましょう。

また、ただ立ち尽くしてホールドを見上げているだけでも、周囲からは「この人が次に登るのかな?」と思われてしまいます。
ルートの確認をしたいときは、壁の近くに長く留まらず、少し距離を取って考えるのがスマートです。
マット上で休憩したりするのもNG。周りの邪魔にならない場所、決められた場所で行うようにしましょう。

2. 知ったかぶりで評価・批判する

登る前に壁を眺めながら「これ、意外と簡単そうじゃない?」「え、なんでこれに苦戦してるの?」などとつぶやいてしまうこと、ありませんか?
これは初心者にありがちな言動ですが、周囲にとってはかなり“うざい”と感じられる行為です。

ボルダリングは見た目と難易度が必ずしも一致せず、シンプルな見た目でも技術や筋力が要求される課題は多く存在します。
それを知らずに“簡単そう”などと軽く言ってしまうと、今まさにその課題に挑んでいる人をバカにしているような印象を与えてしまいます。

また、自分が登れていない課題に対しても「これムリゲーでしょ」といった発言は、周囲のモチベーションを下げる原因になることも。
誰にとっても「登れそうで登れない課題」は成長のチャンス。
口にする言葉ひとつで空気が変わるため、自分の感想は心の中にとどめておくのがマナーです。

3. 順番を無視して勝手に登る

ボルダリングジムには“順番待ち”の明確なルールがあるわけではありませんが、暗黙の了解として、課題の前に立っている人や、マットの端で集中している人がいれば、その人が次に登ると考えるのが一般的です。

順番を意識せずに、思い付きで登り始めてしまうと、周囲からは「割り込み」と取られることも。
特に混雑時や、明らかに他の人が課題に取り組んでいる最中の場合、トラブルの原因になります。

わからないときは、「今、登っても大丈夫ですか?」と一声かけるだけで印象は大きく変わります
この一言があるかないかで、周囲との人間関係もスムーズになりますよ。

4. 大きな声や騒音で周囲を気にしない

仲の良い友達と一緒に登ると、どうしても盛り上がってしまいますよね。
成功したときに喜んだり、失敗して笑い合ったりするのも楽しい時間のひとつです。

しかし、ジムには一人で集中して登っている人や、自分のペースで黙々と課題に取り組んでいる人も多くいます。
そうした空間で、大きな笑い声や叫び声が響くと、雰囲気を壊してしまうだけでなく、周囲の人にとってはストレスになることも。

また、スマホの音が鳴ったまま放置したり、スピーカーで音楽を流すのもNG。
ジムによっては注意書きが掲示されていることもあります。

楽しむことはもちろん大事ですが、「周りも気持ちよく登れる空間をつくる」という意識を持つことが、クライマーとしての第一歩です。

5. 写真や動画を無断で撮る

SNSやYouTubeの影響で、自分の登りを記録する人も増えています。
フォームのチェックや成長記録として、撮影はとても有効です。

ただし、ジムという公共の場で撮影する際には他人が映り込まないよう最大限の配慮が必要です。
特に初心者は、「撮る側」の意識に気を取られてしまい、周囲の状況まで気が回らないことも少なくありません。

無断で他人が映り込んでしまった動画をSNSにアップしてしまうと、トラブルやクレームの原因になる可能性もあります。

撮影前にはジムのスタッフに許可を取り、必要ならば「撮影中」のプレートやマークを置くなどの対策を。
何よりも、「他の人が不快に思わないか?」を常に意識することが大切です。


ケガの元にも!ボルダリング初心者が注意すべき危険行動5選

1. 準備運動をしないまま登り始める

ジムに到着すると、早く登りたい気持ちが勝ってしまい、ウォームアップを省略して壁に取りついてしまう初心者は少なくありません。
しかし、準備運動を怠ると筋肉や関節が温まっていない状態で無理な動きをすることになり、ケガのリスクが一気に高まります。

特にボルダリングでは、肩や指、肘といった関節や筋が急激な負荷を受けるため、準備運動の有無がパフォーマンスだけでなく安全性にも大きく影響します。

おすすめは、登る前に5〜10分程度の全身のストレッチ+肩や手首、指を重点的に動かすウォームアップ。
また、いきなり難しい課題に挑むのではなく、簡単なルートから体を慣らしていくことも“安全な流れ”として定着させましょう。

2. 高い位置から飛び降りる

登っている最中に失敗したときや、完登したあとに「パッと」飛び降りる姿を見かけることがあります。
ですが、これは初心者がやりがちな“非常に危険”な行動のひとつです。

着地時に足首や膝に大きな衝撃がかかることで、捻挫・骨折・膝の靱帯損傷などのリスクがあるほか、場合によってはマット外に転がって頭を打つケースも。

ジムのマットは確かに厚みがありますが、「飛び降りても大丈夫」というほど甘くはありません。
安全に降りるには、ホールドを伝ってできる限り下まで降りてから最後に軽く着地する、または壁を使って斜めに降りる“ダウンクライム”が基本です。

「かっこよく飛び降りる」のはNG。安全第一で降りることが、実は最もクールな判断です。

3. 他人が登っている真下に立つ・通る

初心者のうちは、登っている人の動きを参考にしたくて近くで見たくなる気持ちもあるでしょう。
ですが、他人が登っている真下に立ったり、横切ったりする行動は非常に危険です。

登っている人がバランスを崩したりホールドから落下した場合、真下に人がいると両者が大ケガをする恐れがあります。
ジムによっては「登っている人の真下に立たないでください」という注意書きが貼られていることもあるほど、危険視されている行動です。

見学したいときは、安全な距離(1.5〜2メートル以上)を保ち、斜め後方から見るのがベスト。
また、移動するときも壁際ではなく、通路側やマットの端を通る意識を持つと安心です。

4. チョークを使いすぎる、散らかす

滑り止めとして欠かせないチョークですが、初心者がやりがちなのが、必要以上に手に塗りすぎてしまうこと
手が真っ白になるまでチョークを付けると、逆にホールドが滑りやすくなるうえ、チョークの粉がジム中に舞ってしまいます。

また、チョークバッグやボールからこぼれた粉をそのままにしておくと、マットが白くなって滑りやすくなったり、他の人が手を汚して不快な思いをすることも。

チョークの使い方は「適量・丁寧に・飛び散らせない」が基本。
ブロックタイプよりも“液体チョーク”を使うのも初心者にはおすすめで、周囲を汚さず安全に使えます

終わったあとには手を拭き、周囲を少しだけ掃除する“ちょっとした気配り”が事故防止にもつながります。

5. 無理に手だけで登ろうとする

ボルダリングではつい「腕力でなんとかしよう」と思いがち。
しかし、手だけで登ろうとすると腕にばかり負担がかかり、筋肉がすぐにパンプ(疲労)してしまうほか、指や肘の腱に過剰な負荷がかかりケガの原因になります。

基本は「足で登る」こと。
足のホールドをしっかり使い、体重を足に乗せて動くことで、体の負担を最小限に抑えることができます。

特に初心者が注意すべきは、指先だけでホールドをつかみ続ける動作
筋力が未発達なうちは無理せず、しっかりと「握る・乗る・引く」動作を分けて練習していくことがケガの予防になります。

「無理な動きはしない」「疲れたらすぐに休む」も、大事な安全マインドです。

まとめ:「うざい」「危険」にならないように心がけることは

ボルダリングは、誰でも気軽に始められる反面、ルールやマナー、安全意識がとても大切なスポーツです。
特に初心者のうちは、悪気なく“うざい”と思われる行動を取ってしまったり、自分でも気づかないうちにケガのリスクを高めてしまったりする場面が少なくありません。

今回ご紹介した内容を、あらためて整理すると次の2点が大きなポイントになります。

✅ 周囲との関係を良好にするマナーを意識する

  • 長時間ホールドの前を占領しない
  • 「簡単そう」など不用意な発言は控える
  • 順番や距離感を大切にする
  • 道具や服装よりも登りで魅せる
  • 静かで集中できる空間づくりに協力する

**「自分だけの空間」ではなく「みんなのジム」**という意識を持つだけで、雰囲気のよいクライミング体験ができます。
周囲へのちょっとした気配りが、あなたの印象を大きく変えてくれるはずです。

✅ 自分の身を守る安全行動を習慣にする

  • 登る前のウォームアップを欠かさない
  • 高所から飛び降りず、安全に降りる
  • 他人の真下には立たない・通らない
  • チョークは使いすぎず、周囲を汚さない
  • 無理なムーブは控え、足をしっかり使う

「登る」だけでなく「降りる」「待つ」「支える」といった動作にも安全意識を持つことが、長く楽しく続けるための基本です。

ボルダリングは“上達”よりも“習慣”が大切

クライミングは、焦らず、他人と比べず、コツコツと続けることで少しずつ上達していくスポーツです。
だからこそ、最初から「うまくなろう」と力むよりも、正しいマナーと安全意識を習慣にすることが、結果的に一番の近道になります。

ボルダリングジムは、仲間ができたり、励まし合ったりできる、とても魅力的な空間です。
あなたが気持ちよく楽しみながら、まわりからも歓迎されるクライマーとして成長していくことを願っています!

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